2017.07.26

耕作放棄茶園の再生に向けて

先週、猛烈な暑さの中泊まりがけで
神奈川県松田町寄(やどろぎ)の茶畑へ行ってまいりました。

 

今回はお茶の木のメンテナンス。

茶来未茶園では、農薬を使った消毒は行っておりません。
そのため、極力お茶の木を深く刈り、葉っぱの状態を健康的に保ちます。

これを、「台落とし」または、「夏整枝」という作業といいます。

 

来年の新茶に向けて、より良いものを作りたい。
その一心で、皆、作業を行っていました。
当店の茶畑は、他の農家さんが管理していた茶畑ですが
農家さんの高齢化により、 管理が行き届いていなかった
畑をお借りしています。
今現在もそのような耕作放棄地が、増えているのが現状です。

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現在、当店で管理しているお茶の木は、通常1mほどですが
管理が放棄されてしまうと2年で2mくらいまで伸び
維持管理が難しくなってきます。

それ以上放棄すると、5-6mまで伸びてしまいます。

 

茶畑が森のようになってしまうと、イノシシなどのすみかになり
荒らされたり、人の生活圏内まで野生動物が降りてきてしまいます。
人間が自然と共存するためには
代々受け継がれる伝統を守っていく必要があります。

 

 

そのために、私達ができること。
地道でも、着実に続けて行くことが大事だと感じています。
http://www.chakumi.com/mori/

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耕作放棄をされる前に茶来未が借りうけた
「自社茶園のお茶」と、
耕作放棄された茶園を再生させた
「管理茶園で作られたお茶」の2種類がございます。
■水を守るお茶
神奈川県松田町寄(やどろぎ)にある茶来未茶園のお茶。
http://www.chakumi.jp/products/detail.php?product_id=600
■森を守るお茶
静岡天竜にて管理を行っている茶園のお茶。
http://www.chakumi.jp/products/detail.php?product_id=520

 

2種詰め合わせセット
■自然を守るお茶
水を守るお茶と森を守るお茶のセットです。
http://www.chakumi.jp/products/detail.php?product_id=543